『経済人(ホモ・エコノミクス)』
(homo economicus)

 自分の利益のみを考えて合理的に行動する人間を『経済人』と言います。
 『経済人』は人間の最も簡単なモデルの一つなので論理的に扱いやすく,そのため,古典主義経済学など初期の経済学では,すべての人間が『経済人』として行動すると仮定したと考えられます。
 自分の利益を考えて行動するというのは人間の特徴であることは確かなので,人間を『経済人』と考えた経済学は一定の成果をあげましたが,すべての人間がどんな場合でも自分の利益のみを考えて行動するわけではないことは明らかなので,既成の経済学で説明できない現象が起こるに連れて,実際の人間は必ずしも自分の利益のみを考えて行動する『経済人』ばかりではないと考える経済学が誕生するのは時間の問題でした。
 2021年2月9日改訂 (ver.2)