『経済学』(economics)

 どのような方法で希少な資源を使っていろいろな商品やサービスを生み出し,それらを配分すれば,人々の満足感を最大にすることができるかを考える学問を経済学といいます。
【解説】
 「希少な (scarce, rare)」は「希少性がある」,「限りある」,「乏しい」,「不十分な」,「貴重な」とも表現される経済学の基本的な用語ですが,手に入れるために少しでも費用がかかるものに対しても用いられるので,やや大げさな感じを受けるかもしれません。「大切な」と同じ意味だと考えて良いと思います。
 「資源 (resources)」も経済学の基本的な用語ですが,非常に広い意味で用いられ,鉱物資源や生物資源はもちろん人的資源や観光資源,あるいは知的財産や情報など,必要ならばお金を払って手に入れなければならないものをすべて含むと考えられます。すると,形のある物だけではなく,サービスも含むことに注意しなければなりませんが,形のある物を「財」と呼び,形のない物を「サービス」と呼んで区別する場合もあるようですし,「財」を「資源」と同じ意味で用いる場合もあるようです。
 また,多くの経済学者は「人々を幸福にする」ために経済学を研究していると思いますが,経済学は「人々の満足感を最大にする」ことを目的としていて,深い関係があることは確かですが,「人々を幸福にする」ことを直接の目的としているわけではないことにも注意してください。
 (ver.4 2021年9月27日改訂)