適当な2つの整数 の比の値を用いて
と表せる数を「有理数」といいます。
が有理数ならば
を規約分数の形,すなわち,
(
> 0 で,
と
は互いに素な整数)
という形で表すことができます。
整数は有理数です。整数でない有理数を分数といいます(ただし,分母が1の分数という表現も用いられます)。
有理数は,新しく無理数を考えたとき,それまで既に知られていた数を無理数と区別するために作られた用語です。
(2020年5月24日改訂)