『単位』(unit)

(D.) Einheit (Fra.) unité (Ita.) unità

zukei

 ある量の大きさを表すときの基準となる量をその量の単位といい,単位とする量の何倍であるかでいろいろな量を表します。単位の決め方は自由ですが,実際には使用上の便利さを考えて決めます。
 自然科学で用いる最も基本的な単位は,長さの単位 m(メートル),質量の単位 kg(キログラム),時間の単位 s(秒)ですが,そのほかにも温度の単位「度」や電流の単位 A(アンペア)などがあり,また,天文学で用いる長さの単位「光年」,科学で用いる mol(モル)などもあります。これらの単位はすべて自然にある物質や自然現象を利用しているため,単位を正確に定めるにはいずれも高度の測定技術が必要です。
 なお,1 kg は 1 g の1000倍ですが,このように基本的な単位の量を 10倍,100倍,1000倍,… したり,逆に cm(センチメートル)のように 1/10倍,1/100倍,1/1000倍,… しただけの単位が数多くあり,これらの単位を定めるために新たな測定をする必要はありません。
 また,面積体積の単位は長さの単位をもとにして定めればよいので,面積と体積の単位を定めるためにあらたな測定をする必要もありません。
 測定技術を利用して定める多くの物理的な単位に対して,の大きさの単位であるラディアンは純粋に数学的に定められた単位なので,角度の単位を定めるための物理的な測定も必要ありません。
 (2020年4月10日改訂)