『存在記号』(existential quantifier)

存在する、ある、適当な,存在命題,限定記号

(D.) Existenzzeichen 
(Fra.) signe d'existence
(Ita.) segno di esistenza

zukei

命題関数とするとき、
   「成り立つような が存在する」
という形の主張は命題です。そこで、この形の命題を存在命題といい、これを
     ,
などと表します。この命題は
   「 が成立するような がある」
という言い方をしても同じ意味であることはもちろんですが、
   「ある に対して が成り立つ」
   「適当な に対して が成り立つ」
という言い方をしても同じ意味であると考えます。
 記号 は「存在する」を意味する英単語 Exist の頭文字から作った記号であり,存在記号といいます。存在記号は全称記号とともに限定記号(quantifier)と呼ばれる論理記号であり,限定記号を用いた命題を取り扱う論理学を述語論理学といいます。
 存在命題は高校の数学にも頻繁に現れますが,存在記号を用いた表現は,ふつう,高校の教科書では学びません。
 (2018年4月9日改訂)