ガウス (Carl Friedrich Gauss)

( 1777 - 1855)

代数学の基本定理,ガウス平面

人

 ハノーファー (Hanover) の 50 km 東にあるドイツ北部の都市ブラウンシュヴァイク (Braunschweig) で職人の子として生まれましたが,早熟の天才で, 10 歳のとき,1から 100 までのをあっという間に計算したので,それを見た先生は,もう自分が教えるものはないと考えて,ハンブルク (Hamburg) から算数の本を取り寄せて与えたという話が残されています。
 1788年,ブラウンシュヴァイク公の庇護を受けて高校へ入り,1795年にゲッチンゲン大学へ入学,1796年に正17角形の作図法を発見して数学者となることを決意しました。
 1799年には「複素数を係数とするn 次方程式は複素数の n 個のを持つ」という“代数学の基本定理 ”(fundamental theorem of algebra)の証明 によってヘルムシュテット大学の哲学博士の学位を受けました。
 1801年には合同式を駆使した『整数論研究』をライプチヒ (Leipzig) で出版しました。またそれ以外にも,正規分布などの誤差法の研究,測地学と曲面論,複素関数,小惑星の軌道計算をはじめとする天体力学,磁気の研究など多くの研究を行いました。ガウス平面とも呼ばれる複素数平面などガウスの名がついたものが多数あります。
 ガウスはアルキメデスニュートンと並ぶ偉大な数学者であるといわれていて,比較的長命だったことも幸いし,数学だけではなく物理学でも多くの業績を残していますが,庇護者であったブラウンシュヴァイク公がプロイセン軍を率いてナポレオンと戦ったとき重傷を負い 1806年に死亡した後は苦労も多かったようです。
  (2014年5月2日改訂)
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